「ビジネスホテルの忘れ物」で最も多いものは何だと思いますか?
出張先のビジネスホテルの場合、
- 一人で泊まるため、忘れ物に気づいてくれる人がいない
- 朝からアポイントがあるとチェックアウト時にバタバタしてしまう
…などの理由から、家族や友人との旅行よりも忘れ物をするリスクは高いかもしれません。
今回は、ビジネスホテルに忘れ物をした経験がある500人にアンケート調査を行い、「ビジネスホテルの忘れ物」をランキングにしました。
「忘れ物が多い場所」「忘れ物をしないためのポイント」「忘れた場合の対処法」についても解説していきます。
- 調査対象:ビジネスホテルに忘れ物をした経験がある人
- 調査期間:2022年7月25日~8月2日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:500人(女性253人/男性247人)
- 回答者の年代:10代 0.2%/20代 23.8%/30代 35.8%/40代 25.4%/50代 12.4%/60代以上 2.4%
500人に聞いた!ビジネスホテルの忘れ物ランキング
ビジネスホテルに忘れ物をした経験がある500人に、「何を忘れたか」聞いたところ、ダントツで多かったのは「充電器(122人)」でした。
2位「スマホ・PC・タブレット(50人)」、3位「時計・アクセサリー(46人)」、5位「財布・ICカード(36人)」と高額なもの、今すぐないと困るものが多くランクインしています。
ランキングに挙がるということは、多くの人が忘れがちということ。
あなたがビジネスホテルを利用する際は、忘れてしまわないように重点的にチェックしましょう。
では、10位までの回答を見ていきます。
1位 充電器
スマホやパソコンの充電器は、常にコンセントに挿しっぱなしという人も多いのではないでしょうか。
そのため、そのまま忘れてしまう人が多く、忘れ物のダントツ1位となりました。
また、スマホは出先でバッテリー切れにならないようにギリギリまで充電しておく人も多いため、チェックアウトの時間がせまって慌てて部屋を出てしまい、抜き忘れることもありそうですね。
コンセントが足元などの低い位置についている場合は、チェックアウトの際にも気づきにくいかもしれません。
2位 スマホ・PC・タブレット
スマホはまだしも、ある程度の大きさがあるPCやタブレットなんて忘れるの?と思いそうですが、2位にランクインしています。
スマホやPC・タブレットはベッドで使用する人も多いため、枕の下や布団の中などに紛れてしまい、忘れる人が多いようです。
スマホを常に充電している人は、充電器ごと忘れてしまうケースもありますね。
3位 時計・アクセサリー
ハイブランドの高価な時計やアクセサリーのほか、結婚指輪を忘れてしまった人もいました。
小さいものは、他のものに紛れるケースも多いですし、床や椅子などに落としてしまうと気づきにくいですよね。
4位 服
服のなかでもとくに多かったのは、コート、ジャケット、ジャンパー、カーディガンなどの羽織りもの。
クローゼットのハンガーにかけてしまうと、忘れがちですよね。
- 行きは寒かったけど帰りは暖かくなった
- スーツを着てきたけど帰りは私服
といった場合は注意が必要です。
また、部屋着やパジャマを忘れた人も。
ベッドの上で着替えたり脱ぎ捨てたりすると、布団やシーツに紛れてしまい、忘れる可能性が高くなりそうです。
5位 財布・ICカード
財布・ICカードを忘れてしまう人も少なくないようです。
普段キャッシュレス決済をしている人だと、財布がないことに気づくのが遅れる…なんてこともありそうです。
新幹線や飛行機に乗ってからから財布がないことに気づいたら、絶望的な気持ちになってしまいますよね。
財布にはクレジットカードや免許証、保険証などを入れている人も多いため、万が一紛失した場合は、さまざまな手続きが必要になって非常に面倒です。
そのため、財布・ICカードを忘れた人の大半が、すぐにホテルに連絡を入れたり、取りに行ったりしていました。
6位 洗面用具
滞在中に何度か使用する洗面用具は、使いやすいように洗面台に出しっぱなしという人も多いのではないでしょうか。
洗面用具が濡れている状態でカバンにしまうのも抵抗を感じますよね。
そのため、洗面台のコップに歯ブラシを立てたり、バスタブのへりや備え付けのラックに洗顔料やシャンプーを置いたりして、そのまま忘れてしまいがちです。
ただ洗面用具は比較的安価なので、忘れたことに気づいてもそのまま放置する人が多いようです。
7位 傘
電車の忘れ物ランキングで不動の1位である「傘」が、ビジネスホテルの忘れ物でもランクインしました。
ホテル到着時は雨が降っていたのに帰りは晴れていると、傘の存在は忘れてしまいますよね。
また、傘は玄関の隅やクローゼットの横など、目に付きにくい場所に置きがちなため、チェックアウト時に気づきにくいという理由もありそうです。
8位 美容家電(ヘアアイロン・シェーバー)
女性はヘアアイロン、男性はシェーバーの忘れ物も多くなっています。
ヘアアイロン、シェーバーともチェックアウト間際に使う人が多いため、バタバタしていると忘れてしまいますよね。
ヘアアイロンに関しては、熱が冷めてからカバンに入れてようと思い、そのまま置いてきてしまうケースもあるようです。
9位 化粧品
化粧品はメイクポーチごと忘れてしまった人が大半でした。
泊まり出張の場合、メイクグッズは簡易的なものではなくフルで持っていく人も多いと思います。
ファンデーション、下地、アイカラー、マスカラ、チークなど、メイクグッズをワンセット買い直すとなると、かなり高額。
そのため「忘れたけどしょうがないか…」というわけにはいかず、問い合わせて配送してもらった人がほとんどした。
一方、すぐに取りに戻った人は0人。
フルメイクした後にチェックアウトをしているので、緊急性は低いということかもしれません。
10位 下着
男女問わず、使用済みや着替え用の下着、靴下などを忘れてしまった人もいるようです。
ベッドで着替えた際に布団やシーツに紛れてしまうケース、洗濯をしてバスルームに干したまま忘れるケースがあるようです。
下着は「わざわざ取りに戻るまでもない」「問い合わせるのが恥ずかしい」といった理由から、ホテルには連絡をせず放置する人が多いようです。
忘れ物をしないためには以下4つの方法がおすすめです。
- ものを置く「定位置」を決める
- 使ったら都度カバンにしまう
- 「忘れやすい物リスト」をドアに貼っておく
- チェックアウト時間に余裕をもつ
それでは上記内容について詳しく解説していきます。
時計、アクセサリー、鍵、財布などは、サイドテーブルやデスクなど定位置を決めて、ほかの場所には置かないようにしましょう。
1ヶ所にまとめて置けば、チェックアウト時もその場所だけ確認すればいいので楽です。
出張が多い方は、トラベル用の「トレー」を購入するのもおすすめ。
貴重品は全てトレーに置くようにすれば、「どこに置いたっけ?」という迷子も忘れ物も防げますよ。
使ったものは都度カバンにしまうのも、忘れ物を防ぐのに有効です。
ベッドやデスク、バスルームなど、使った物をそれぞれ使った場所に置いてしまうと、置き忘れの原因になるからです。
スーツケースやカバンをガバッと開いた状態にしておき、使い終わった物はすぐに入れるのがおすすめ。
「今使っていないものは全てカバンに入っている」という状態にすれば安心です。
忘れ物をしがちな人は、「忘れやすい物」のリストをドアに貼っておくのもおすすめ。
部屋を出る際にリストを見て確認すれば、置き忘れを防げます。
当アンケートの「ビジネスホテルに忘れたものランキング」を参考に、リストを作成してみてください。
忘れ物をしないために最も大切なのは、チェックアウト時間に余裕をもつことです。
朝、バタバタと慌てていると忘れ物を見落としてしまうからです。
チェックアウト予定の30分前には身支度を済ませ、部屋の中をしっかり確認してから出発しましょう。
ビジネスホテルの忘れ物が多い場所
下記は、ビジネスホテルでとくに忘れ物が多い場所です。
- ベッド
- コンセント周り
- 洗面所&バスルーム
- 引き出し(デスクやサイドテーブル)
- クローゼット
部屋を出る際に必ずチェックしましょう。
ベッド
ビジネスホテルでは、滞在中のほとんどをベッドの上で過ごす人も多いのではないでしょうか。
そのため、ベッドはかなり忘れ物をしやすい場所となっています。
スマホやタブレットを見た際に、そのまま置いてきてしまうなんてこともあるでしょう。
またベッドには、脱いだ服や財布、ポーチなどを無造作に置きがちです。
忘れ物が布団や枕の下に紛れてしまうと、部屋を出る際にも気づくことができません。
チェックアウトの際は、掛け布団や枕の下もしっかりチェックしましょう。
コンセント周り
コンセント周りは見落としがちな場所です。
充電器は今回のアンケートでも忘れ物のダントツ1位。
滞在中ずっと挿しっぱなしにしていると、部屋の風景に同化して気づきにくいです。
また、スマホはチェックアウトぎりぎりまで充電しておきたい人も多く、慌てて部屋を出ると忘れるリスクが高くなります。
部屋を出る前は、コンセント周りを必ず確認しましょう。
洗面所&バスルーム
洗面台には、コップやハンドソープ、アメニティーセットなどホテルの備品も置かれているため、私物が紛れて忘れ物をしがちです。
とくに多いのが、基礎化粧品やコンタクトレンズ、眼鏡、シェーバー、ピアスなど。
また、ユニットバスのラックに洗顔料を置き忘れたり、シャワーカーテンのポールにタオルや下着をかけっぱなしにする人も少なくありません。
物が多い洗面所やバスルームは、パッと見ただけでは忘れ物に気づけないケースも。
チェックアウト時間に余裕をもち、しっかり確認しましょう。
引き出し(デスクやサイドテーブル)
貴重品を出しっぱなしにすることに抵抗があり、引き出しにしまう人も多いかもしれません。
ただ、目につかない場所だけに、出し忘れる可能性も高いので要注意です。
貴重品は引き出しにしまい込まず、バックの中に入れておいた方が安心かもしれません。
クローゼット
クローゼットは扉を閉めてしまうため、忘れものに気づきにくいですよね。
ジャケットやカーディガン、コートなど、「行きは着ていたけど、帰りは着ない」という場合に忘れてしまいがちです。
クローゼット内の忘れ物を防ぐ方法としては、以下の2つをおすすめします。
- 扉を開けっ放しにする
- 衣類を全てクローゼットに入れておく
クローゼットのドアを開けっ放しにすれば、中がしっかり見えることで、置き忘れを防げます。
またクローゼットには、スーツ、Yシャツ、部屋着、上着など衣類を全て入れておくのも効果的です。
全て入れておけば、帰りの着替えの際に必ず扉を開けるため、「ジャケットだけ忘れる」といったことを防げます。
忘れ物に気づいたときの対処法6選
ビジネスホテルに忘れ物をした経験がある500人に、「忘れ物をしたときどう対処したか」を聞いたところ、1位は「ホテルに問い合わせた(158人)」でした。
とにもかくにもホテルに連絡をし、「忘れものがあるかどうか」を確認する人が多いようです。
次ぐ2位は「諦めた・放置した(108人)」、3位は「配送してもらった(102人)」、4位「取りに戻った(97人)」となっています。
『忘れ物の重要性』や『ホテルからの移動距離』などによって、対処の仕方は変わってくるようです。
では、上位6位までの対処法について見ていきましょう。
1位 ホテルに問い合わせた
- 急いでホテルに電話をかけ有無を確認していただきました(42歳 男性 充電器)
- すぐにホテルへ連絡しましたが、既に清掃は終了しており該当の忘れ物はなかったと言われました(34歳 女性 ICカード)
- すぐに忘れたことに気づかず、出張から戻って数週間経ってから気づきホテルへ連絡したところ、「届けがない」と言われて戻ってきませんでした(39歳 女性 時計)
1位は「ホテルに問い合わせた」でした。
忘れ物に気づいた時点で、すぐにホテルに電話をして確認する人が多いようです。
洗面所、クローゼットなど、忘れたと思う場所にあたりをつけて伝えると見つけてもらいやすくなります。
忘れものが見つかった場合は、「取りに行くか」「配送するか」を聞かれるので、希望を伝えましょう。
ただし、問い合わせた結果、「ない」と言われた人も複数人いました。
盗難を疑う人もいるようですが、日本のビジネスホテルで盗難は考えにくいです。
ほかの場所での置き忘れや紛失の可能性も考えてみてください。
2位 諦めた・放置した
- 帰宅してから気づいたが、高価なものではなかったのでそのまま連絡しなかった(35歳 女性 充電器)
- 同じものを何枚も持っていたし、インナーの忘れ物を申告するのが恥ずかしかったので何もなかったかのように帰りました(27歳 女性 ヒートテック)
- すでにタクシーで遠く移動していたので諦めました(33歳 女性 コンタクトレンズ)
2位は「諦めた・放置した」でした。
諦めた理由としては、
- ホテルに連絡したり取りに戻ったりするのが面倒くさい
- 高価なものではなかったから
といった理由が多く挙がりました。
出張中ですと、交通機関の乗車時間が決まっていたり、スケジュールが詰まっていたりすることも多いため、ホテルとのやり取りにかかる労力よりも、「諦める」ことを選ぶ人も多いのではないでしょうか。
すでにホテルから車や電車で遠く離れてしまった場合は、取りに戻るのに時間もお金もかかりますよね。
そのため、思い入れのないものであれば「また買えばいい」と思う人も多いでしょう。
諦めたものとしては、コンビニでも購入可能な「充電器」や、歯ブラシ・洗顔料といった「洗面用具」、「飲み物」などあがりました。
また、下着や靴下など、電話して確認してもらうのが恥ずかしいという理由で放置したものもありました。
3位 配送してもらった
- 自宅に帰ってから気づきました。さすがに取りに行くのは遠すぎるので、電話して着払いで送ってもらいました(27歳 男性 お土産)
- もう新幹線に乗ってしまっていた為、すぐにホテルへ連絡し、その日に泊まる予定のホテルへ送ってもらいました(32歳 女性 ノートパソコン)
- ホテルに電話して、着払いで自宅へ送るようお願いした。結果、発送者払いで送ってもらえた。お礼の手紙を書いて、後日また利用した(30歳 女性 傘)
3位は「配送してもらった」でした。
忘れ物が大切なものや高額なもの、替えのきかないものだった場合は、「諦める」という選択はできないですよね。
ただ出張の場合は、「すでに遠くまで移動してしまった」「スケジュールが決まっていてホテルに戻れない」というケースも多いようで、ホテルに連絡して配送してもらう人も多くいました。
また配送してもらった人のなかには、「自宅に帰ってから忘れ物に気づいた」という人もいました。
4位 取りに戻った
- 同僚にスマートフォンを借りてホテルのフロントに連絡してからタクシーで取りに戻りました(42歳 男性 スマホ)
- チェックアウトしてから既に数時間経っていたのですがダメ元でホテルのフロントに連絡しました。ホテルの方はとても親切で、ゴミ置き場のゴミ袋の中まで探して見つけて頂き無事に受け取ることができました。(44歳 女性 帰りの新幹線チケット)
- 気づいてすぐにホテルに電話をしました。置き忘れたと思われる場所を確認してもらい、発見されたのですぐに取りに戻りました(42歳 男性 財布)
4位は「取りに戻った」でした。
「パソコン」「スマホ」「会社の資料やデータ」「財布」「鍵」「時計」「指輪」など、今すぐ必要なものや、なくすとまずいものを忘れてしまうと焦りますよね。
ホテルに忘れ物をした際は、お願いすれば自宅に配送してくれます。
ただ、スマホや財布などはすぐにないと困りますし、パソコンや会社の資料・データがなければ仕事に支障が出ます。
仕事関連のものは、「ホテルに忘れたことが会社にバレるとまずい」という事情もあるようです。
そのため、「タクシーに乗って取りに戻った」「空港からホテルに戻った」という人もいました。
5位 保管してもらった
- 次の出張のときまで保管してもらった(30歳 女性 ドライヤー)
- 1週間後にも出張で泊まる予定だったので、ホテルに電話して取り置きしてもらいました。幸い充電器は予備があったので、仕事に支障はなかったです(26歳 男性 充電器)
- 次週、同じ会社の人が出張で同じホテルに泊まるとのことでしたので、ことづけてもらいました(44歳 女性 充電器)
「保管してもらった」が5位。
そのホテルを定期的に利用している場合や、同僚が近々利用する予定がある場合は、一定期間預かってもらうというケースもあるようです。
すぐになくても困らないものや、代わりのきくものなら保管をお願いすのもアリかもしれませんね。
6位 処分をお願いした
- 安物の傘だったため、そのまま破棄してくださいとお伝えしました(24歳 男性)
- 帰宅後に気づいたので、ホテルに電話して従業員の皆さんで食べるか捨てるかしてほしい旨お願いした(29歳 女性 お土産)
- 安いものだったのでほっておいてもよかったが、忘れ物認定されると長期間保管が必要で迷惑がかかるので、捨ててくれと頼んだ(35歳 男性 靴下)
6位は「処分をお願いした」です。
処分をお願いしたものの大半は、下着・靴下・安価な傘など、金額的に大きくないものでした。
忘れ物がそれほど大切なものではなかった場合、放置する人も多いと思います。
ただ、ホテル側としてはそれがお客さまにとって大事なものなのか、不要なものなのかを判断することはできません。
ですから、不要なのであれば「◯◯を部屋に忘れたかもしれませんが、処分してください」と一言フロントに連絡を入れると親切です。
ビジネスホテルに忘れ物をしたら自分から連絡した方がいい理由
忘れ物があっても、ホテル側からお客様に連絡することはまずありません。
ホテルから連絡した際に、電話に出たりメールを見たりするのが『宿泊したお客様本人』とは限らないからです。
お客様のなかには、宿泊したことを家族や会社の人に知られたくないケースもあり、連絡によって宿泊した事実がバレるリスクを避けるためです。
ですから、ホテルから連絡が来ないからといって「忘れ物が届いていない」というわけではありません。
忘れ物に気づいたら、自分からホテルに連絡して確認しましょう。
ビジネスホテルの忘れ物に関するアンケート調査まとめ
ビジネスホテルへの忘れ物に関するアンケート調査結果はいかがでしたでしょうか。
忘れ物の中には、スマホ、PC、時計、財布など、「まあいっか…」では済まされない貴重品も多く含まれていることがわかりました。
ただ日本のホテルであれば、忘れ物は確実にフロントに届けられるため、「取りに行く」もしくは「配送してもらう」という方法で、取り戻すことができます。
とはいえ、
- スケジュールを変更してホテルに戻る手間
- ホテルまでの交通費や着払いの配送料
- 手元に戻るまでのストレス
…などを考えると、忘れ物をするデメリットは相当大きいと言えます。
「使ったものは都度カバンにしまう」「細かいものは1ヶ所にまとめておく」「忘れやすいもののチェックリストを作る」といった工夫をして、忘れものは可能な限り防ぎましょう。
最後に当記事の監修者、ホテル評論家の瀧澤 信秋氏からアドバイスのコメントをいただいているので、参考にしてみてください。
ホテル評論家という仕事柄、多くの日々をホテルで過ごしていますが、時間に追われ慌ててチェックアウトしたような時に忘れ物をすることが間々あります。
カードキーなどに客室番号が記されていないケースも多く、宿泊した客室番号をスマホに記憶させておく(電話番号で発信しておく)と外出時に安心ということで日課になっています。
忘れ物を想定してのことではないのですが、結果として宿泊日と客室番号が記録されるので、忘れ物の問い合わせの際にも助かったことが何度かあります。
記事にもある通り、保管期間は遺失物法で定められている3ヶ月を保管期間のガイドラインとするホテルが多い一方、伝統あるホテルで何十年も前の忘れ物が保管されていたという感動的なエピソードもあります。
ホテルの魅力は“ヒューマンウェア”といわれますが、忘れ物ひとつにもそこには“人”がいます。
■監修者プロフィール
瀧澤 信秋氏
ホテル評論家、旅行作家。日本を代表するホテル評論家、ジャーナリストとして国内ホテルを対象に利用者目線やコストパフォーマンスを重視する現場取材を徹底する一方、評論家としての忌憚なき批評、わかりやすい解説には定評がある。
膨大な宿泊経験という徹底した現場主義からの知見に、“ホテルのことならタキザワに聞け”とポジティブ情報ばかりではなく、多業態に渡り課題や問題点も指摘できる日本唯一のホテル評論家としてメディアからの信頼は厚い。