
あなたは副業に興味がありますか?
「興味はあるけど、まとまった時間がとれない」という人もいるかもしれませんね。
しかし現在では、隙間時間でできる副業も増えています。
そこで今回は、本業の隙間時間に副業した経験がある500人へ「隙間時間にできるおすすめの副業」や「副業を始めた理由」についてアンケート調査を実施。
- 調査対象:本業の隙間時間に副業した経験がある人
- 調査期間:2022年6月17日~27日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:500人(女性282人/男性218人)
- 回答者の年代:10代0.8%/20代 25.4%/30代 38.2%/40代 22.6%/50代 11.2%/60代 1.8%
回答数の多かった順にランキング形式で紹介しています。
あわせて「副業を見つけた方法」の調査結果と、副業をインターネットで探す際の注意点についても解説しています。
隙間時間にできるおすすめの副業ランキング
本業のスキマ時間に副業した経験がある500名に「隙間時間でできるおすすめの副業」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
回答数の多かった順にランキング形式で紹介しています。
ランキング1位になったのは「ポイ活・アンケートモニター(172人)」です。
2位「クラウドソーシング(73人)」、3位「ライティング(67人)」と続きます。
以降、4位「フリマアプリへの出品(28人)」、5位「データ入力(21人)」、6位「単発バイト(20人)」、同率7位「せどり・転売(18人)」「投資(18人)」の結果となりました。
「パソコンだけ」「スマホだけ」でできる副業が多くランクインしています。
パソコンやスマホひとつでできる副業であれば、在宅でも移動中でも手軽にできるからでしょう。
一方「単発バイト」「接客」など、家の外でお店などに雇用されて働く副業を挙げた人は少なくなりました。
外で副業をしていると、「会社の同僚に見られる」などのリスクがあるからかもしれません。
副業OKの会社でも「副業しているところを見られると気まずい」と考える人は多いからですね。
では具体的な回答を紹介します。
1位 ポイ活・アンケートモニターで報酬を得る
1位は500人中172人が回答した「ポイ活・アンケートモニター」として報酬を得ることです。
ゲームやアンケートでポイントを貯める場合、1件あたりの単価は低くなりますが、少しずつでも確実にポイントを貯められます。
またポイ活サイトを通じてクレジットカードを申し込んだり、有料会員サービスに登録したりすれば、多くのポイントを稼げます。
歩数に応じてポイントが貯まるアプリもあり、健康維持を兼ねてポイ活している人もいますね。
「元手がいらない」「スキルが必要ない」という声も複数あり、誰でも気軽にできるのが人気の理由だとわかります。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- アプリを利用したポイ活。時間と場所にとらわれずに稼げる(20代 女性)
- アンケート回答やポイ活。電車の通勤時間などにコツコツできて、意外と貯められます(30代 女性)
- 隙間時間にできてスキルも必要ないからです(50代 男性)
ポイ活やアンケート回答は、コツコツ続けて習慣化することがポイントです。
1件あたりの単価が数円~数十円と高くはないため、数をこなす必要があるからです。
なかにはクレジットカードの申込みや口座開設など、高還元率の案件もありますが、気軽に参加できなかったり、安定的に報酬を得るという面では難しかったりするでしょう。
また、ポイントサイトの運営元をしっかり確認することも大切です。
もし悪質な会社だった場合、せっかく貯めたポイントが還元できなくなったり、突然サイトが閉鎖してしまい今までの労力が無駄になってしまう可能性も考えられるので注意しましょう。
2位 クラウドソーシングの案件をこなして報酬を得る
2位は500人中73人が回答した「クラウドソーシング」の案件をこなして報酬を得ることです。
クラウドソーシングでは「アンケート回答」「データ入力」「ライティング」「プログラミング」など、さまざまな副業案件が募集されています。
サクッと作業したいなら短時間でできる「タスク」が便利ですし、スキルを生かしてしっかり稼ぎたいなら「ライティング」「プログラミング」などの案件に応募もできます。
さまざまな副業スタイルに対応できるのがクラウドソーシングの特徴と言えるでしょう。
またポイ活・アンケートサイトとは違って、対価がお金で支払われるのも特徴です。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- たくさんのお仕事があり、自分の特技を活かして稼げるから(20代 男性)
- 細かい仕事から大きな仕事まで手元でできる(40代 男性)
- 24時間いつでもどこでも、さまざまな仕事の中から自分の好みで自由に仕事を選択できる(50代 女性)
クラウドソーシングをはじめるなら、まずは自分が確実にこなせる内容からトライしていきましょう。
高額報酬であったとしても難しい案件に手を出してしまうと、時間を取られてしまい結果的に非効率となりがちです。
また、クラウドソーシングは評価が重視される世界でもあるので、完成度が低かったり納期が遅かったりするとクライアントからの信頼も得られません。
たとえば1つの募集に対して、「評価0」の人と「評価10」の人が応募してきた場合、よほどのスキルや経験のアピールがない限り、依頼する側も「評価0」の人に頼もうとは思いにくいものです。
本業との兼ね合いを見ながら、自身にとって負担なくできる案件を選び、評価を増やしながら依頼を受けられるように進めていくといいでしょう。
万が一納期に遅れそうなときや、対応が難しい場合などは、すぐクライアントに相談するようにしてください。
3位 ライティングの仕事で報酬を得る
3位は500人中67人が回答した「ライティングの仕事」で記事を書いて報酬を得ていくことです。
「いつでもどこでもできる」「簡単」といったコメントが寄せられています。
「特別な知識がなくてもリサーチ能力があればOK」という案件も多いので、始めやすいのもメリットですね。
一方で特定の分野の実務経験や知識があれば、高報酬の記事作成案件が狙えるのも、ライティングの魅力です。
「興味がある分野の勉強になる」など、スキルアップにつながるという意見も複数ありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- パソコン1台あればどこでもできるから(20代 女性)
- 特別な知識がなくても始められるから(30代 男性)
- 料理やペットなど興味がある分野について、報酬を得ながら突き詰められたからです(40代 女性)
ライティングで大切なのは、読み手にわかりやすい文章を書くことの心がけです。
なぜなら、読んでも理解できない文章では何も伝わらず、残念ながら評価もされません。
もし上手く文章が書けているか不安な人は、プロに添削をしてもらったり、ライティング講座への参加をおすすめします。
たとえば、WEBライターとして稼ぎたい人は、SEOライティングスキルを学べる「ウェブフリ」はおすすめです。
ライティングに慣れてきたら、仕事の幅を広げるためにも、ライターとして書ける文章の種類を増やしていくといいでしょう。
そのためにも、いろんなことに興味をもち、日常のニュースや新聞、本などを読むことで情報やボキャブラリーを蓄積するのもおすすめです。
ライティングの仕事を探す場合は、クラウドソーシングに多数の応募が出ているので特に困ることはないでしょう。
4位 フリマアプリへの出品して利益を得る
4位は500人中28人が回答した「フリマアプリへの出品」して利益を得ることです。
不要品をフリマアプリに出品すれば、使わないものが処分でき、買った相手にも喜んでもらえます。
写真を撮り値段設定して出品してしまえばあとは待つだけなので、手間があまりかからないのもメリットですね。
ただし家の不要品を売るだけだと、継続的に利益を得るのは難しいでしょう。
そのため「フリマアプリや通販サイトへの出品代行」や「フリマアプリでのハンドメイド品販売」を副業にしている人もいます。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 特別なスキルは何も要らず、ただ家にある不要品を売るだけで利益になるからです(20代 女性)
- 一度出品してしまえばあとは売れるのを待ってるだけで良いから、普段仕事しながらでも手間がかからない(30代 女性)
- 断捨離もかねて部屋も心もすっきり。思いがけない金額で売れることもあるので楽しい(50代 男性)
フリマアプリを副業にするには、商品を売ることが大切になってきます。
商品の写真を撮影し、商品説明を書いて出品するだけなので、誰でも簡単に始められるのですが、なかなか売れないことも多いです。
とくに最近は『断捨離』を『ミニマリスト生活』を送る人もいることから、供給過多になっているカテゴリーの商品も増えています。
フリマアプリで商品を売るためには、次の点に注意して出品してみてください。
- 写真をきれいに撮る。
- わかりやすい商品説明文を載せる。
- 相場を理解して値段を設定する。
また、各個人間でのやり取りとなるフリマアプリならではのトラブルには注意しましょう。
たとえば評価の悪い人や、値下げには対応しないとプロフィールに記載しているのに値下げ交渉をしてくる人もいます。
トラブル回避のためにも、違和感ある相手との取引は避けましょう。
5位 データ入力の仕事で報酬を得る
5位は500人中21人が回答した「データ入力の仕事」で報酬を得ることです。
データ入力の仕事は「データセンターやオフィスで勤務するスタイル」と「在宅で仕事を請け負うスタイル」があります。
副業でデータ入力している人は、在宅で作業している人が多いようですね。
「高度なスキルが不要」「隙間時間でも作業しやすい」「時間が自由」などのメリットが寄せられています。
1件あたりの単価は低めに設定されていることが多いものの、「慣れてくれば稼げる」という意見もありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 納期に間に合うのであれば、時間・場所を選ばずに作業が可能です。スマホでもExcelやスプレッドシートを操作できますので、おすすめできます(20代 男性)
- パソコンがあればすぐに作業ができ、量が少ないものであれば隙間時間にできる(30代 女性)
- あまりスキルがいらない(40代 男性)
データ入力の仕事は、パソコンのタイピングに自信がある方におすすめの副業といえるでしょう。
タイピングの速さに応じて、隙間時間を使って仕事をどんどんこなせるからです。
また、数をこなすことでタイピングスキルも磨かれ、さらにスピードアップしてデータ入力ができるようにもなります。
ただし、在宅でできるデータ入力の仕事は大変人気なので、応募時の競争率が高いというデメリットもあります。
6位 本業の休みを活かして単発バイトで稼ぐ
6位は500人中20人が回答した「単発バイト」で稼ぐことでした。
単発バイトなら本業の休みに、空いている日だけ働けます。
長期休みにリゾートバイトなどを入れれば、ガッツリ稼ぐこともできますね。
在宅での仕事ではないものの、日払い可能なケースも多いため、単発バイトを重宝している人も多くなりました。
「派遣会社」などで仕事を得ている人が多いようです。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 日払いがあるから(20代 男性)
- 試験監督。本業の勤務がない土曜日・日曜日に働けるためです(40代 女性)
- イベントコンパニオン。仕事のない日に、希望日だけシフトで入れるから(50代 女性)
副業に単発バイトをするなら、家から近い場所を選ぶのがおすすめです。
数時間から丸一日といったように、ある程度のまとまった時間が必要となるからです。
たとえば、本業が休みの日や仕事後の時間を活かして働きます。
働く場所が遠方の場合、移動にかかる時間も加わることで、費用対効果が悪くなります。
ちなみに単発バイトの種類は様々です。
「シール貼り」「試験監督」といった座ってできるものから、「引越し作業」「設営スタッフ」のような体力勝負の仕事もあるので、自分に合ったものを選びましょう。
同率7位 せどり・転売で利益を得る
同率7位は500人中18人が回答した「せどり・転売」で利益を得ることです。
「育児中でもやりやすい」「結果がすぐ出る」といった回答が寄せられています。
スキルが必要な難しい副業だと、稼げるようになるまで時間がかかることもあります。
しかし「せどりであればスキルが必要なく、すぐ稼げる」と実感する人が多いようです。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- スキルがなくていいし結果がすぐに出るから(20代 男性)
- 自宅でできるのと、家事や育児の隙間時間でできるから(30代 女性)
- 動画編集やライターは個性やセンスが必要です。しかしせどりは「安く購入して、利益の出る価格で売る」だけなので、やり方さえ勉強すれば再現性が高いです(40代 女性)
アンケートの回答では「スキルが必要なく、すぐ稼げる」と実感する人もいましたが、決してラクに稼げるわけではないので注意してください。
「どのような商品が売れそうなのか」「いくらぐらいの値段なら売れて利益が出るのか」など考える必要があり、商品探しにも時間がかかるなど、意外やることも多く負担も大きいです。
利益が出ると思って商品を準備したのに、売れずに在庫だけが積み上がり、損をしてしまうなんてこともあります。
また、違法なものの売買にも注意しなくてはいけません。
たとえば、中古品を営利目的で販売する場合は古物商許可申請が必要ですし、チケットを定価以上の価格で転売することは「チケット不正転売禁止法」に違反します。
ほかにも偽物や海賊版など、販売できないものがいろいろとあるので、せどり・転売の副業を始める前に確認しておきましょう。
同率7位 投資で資産運用する
同率7位のもうひとつは「投資」で資産運用することです。
「FX」「株」「投資信託」「不動産」など、さまざまな投資が挙げられました。
元手が必要でリスクもあるものの、「儲けが大きい」「勉強にもなる」といった意見が寄せられています。
ただし「仕事中も値動きが気になってしまう」という人は、短期売買が前提の投資は避けることをおすすめします。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 株式投資。お金の動かし方を勉強しながら、世の中の動きを知れるからです(20代 男性)
- 株式投資。少額から気軽に始められて儲けが大きいからです(40代 男性)
- FX。土日を除いて毎日24時間為替が動いているので、好きな時間に投資ができるため(50代 女性)
さまざまな商品がある投資の世界なので、まずは自分に合う商品をリサーチすることからはじめましょう。
副業として投資を始めるからには、利益を生み出す必要があります。
投資はまったくわからない状態で始めても成功するのは難しく、たまたま利益を上げられたとしても長くは続かないでしょう。
たとえば株式投資を行う場合、今後伸びていく可能性のある銘柄に投資をしないと、利益を生み出せないだけでなくマイナスになることもあります。
損する可能性があることも十分に考慮したうえで、やるのであれば余剰資金かつ慎重な姿勢に取り組んでいきましょう。
隙間時間にできる副業を見つけた方法
本業の隙間時間に副業した経験がある500名に「副業の見つけ方」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「ネットで調べた(235人)」です。
2位「友人・知人の紹介(73人)」、3位「クラウドソーシングで探した(49人)」と続きます。
以降、4位「YouTubeを参考に(35人)」、5位「ネット広告で見た(26人)」、6位「SNSで見た(25人)」、7位「求人サイトで探した(21人)」の結果となりました。
ネットで副業を探す際の3つの注意点
隙間時間にできる副業を見つける方法では、ネットで副業を見つける人が多いとわかりました。
ネットで副業を見つけるときは以下3つの点に注意しましょう。
- 信頼できる会社やサービスかチェックする。
- 仕事内容をきちんと読んで理解してからはじめる。
- 事前にお金を請求されたら辞めておく。
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
信頼できる会社やサービスかチェックする
ネット上で挑戦してみたい副業が見つかれば、まずは仕事を発注している会社や、サービスの運営元をチェックしましょう。
副業詐欺などの場合、会社が存在しないケースもあるからですね。
また、会社は存在していても評判が非常に悪い場合もあります。
記載されている企業名をインターネットで検索し、会社のホームページや悪い口コミの有無を確認してみてください。
会社のホームページが見つからない場合や、悪い口コミが複数ヒットするようであれば、やめておいたほうがいいでしょう。
副業募集のページに企業情報が一切記載されていないところから仕事を受けるのは論外です。
「せっかく仕事をしたのに収入を得られず労力の無駄になった」「個人情報を教えてしまったけど悪用されないか不安」といった事態にならないように、必ずチェックしておきましょう。
仕事内容をきちんと読んで理解してからはじめる
必ず仕事内容をきちんと読んで、理解してから副業を始めましょう。
ネットにはさまざまな副業の情報があり、なかには知らないうちに犯罪へ加担する内容のものもあるからですね。
転売が禁止されているものを売買してしまったり、荷受代行で勝手に契約された携帯電話が犯罪に使われていたなどの事例も。
「簡単な仕事内容」「誰でもできる」といったうたい文句に、ついつい気軽に始めてしまう人もいるかと思いますが、仕事内容はしっかり精査してくださいね。
また、ネットの副業情報は玉石混交であることも理解しておきましょう。
事前にお金を請求されたらやめておく
会社の存在も確認し、仕事内容も理解できたから安心というわけではありません。
事前にお金を請求される副業は詐欺の可能性もあるのでやめておきましょう。
基本的に安全な副業は、お金は支払われても、金銭を請求されることはありません。
「副業をはじめるにあたり登録料が必要」「初期費用として○万円振り込んでから仕事がもらえる」などは、詐欺の常套句です。
インターネット広告やSNSでの勧誘された場合でも、うかつに飛びつかないよう注意しましょう。

隙間時間になにかの副業はしたいと考えていても、まだ何をするかまでは決めていない人もいるのではないでしょうか。
もし何の副業をやるのかも決めていないのであれば、とりあえずクラウドソーシングで色々な案件チェックしてみることをおすすめします。
『クラウドワークス』や『ランサーズ』といった大手クラウドソーシングは、上場企業が運営していて、信頼度と実績の面からも安全度が高いからです。
実際、公式サイト上でも紹介されている通り、案件数も膨大かつ大手企業・有名企業・政府機関の仕事も多数取り揃えられています。
数が多いため、中には悪質なクライアントが紛れている可能性もありますが、運営会社が常にパトロールしているうえ、万が一トラブルが起きた際も間に入ってくれるので安心できます。
参考:悪質案件撲滅に向け、すべての仕事依頼を24時間365日で監視します|クラウドワークス お知らせブログ
また、クラウドソーシングはクライアントとワーカーのどちらからも評価できる仕様になっているので、以下のように評価数が高いところを選んだら失敗する確率は低いでしょう。
上記の結果をみると、評価も4.9、募集実績の多さからみても信頼度は高いクライアントと考えられます。
以下、公式サイトURLを掲載しておきますので、無料登録後に色々な仕事を探してみてください。
■クラウドワークス
公式https://crowdworks.jp/
■ランサーズ
公式https://www.lancers.jp/
副業を始めた理由ランキング
本業のスキマ時間に副業した経験がある500名に「副業を始めた理由」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「自由に使えるお金を増やしたい(168人)」です。
2位「生活費のため(136人)」、3位「隙間時間を活用したい(76人)」と続きます。
以降、4位「貯蓄に回したい(70人)」、5位「スキルアップのため(21人)」、6位「投資に回したい(18人)」、7位「複数の収入源をもちたい(15人)」の結果となりました。
圧倒的に「お金」が理由で副業を始めた人が多くなっています。
「収入減で生活が厳しい」「もう少し贅沢したい」など事情はさまざまですが、収入を増やすために副業を始める人が多数。
「スキルアップのため」「本業で活用できていないスキルを活かすため」「興味があることに挑戦するため」など、お金以外の理由を挙げた人は少数派です。
では具体的な回答を紹介します。
1位 自由に使えるお金を増やしたい
1位は500人中168人が回答した「自由に使えるお金を増やしたい」です。
「欲しいものを買うため」「旅行のため」など、普段の生活で少し贅沢するためのお金が欲しいという回答が目立ちました。
「本業の収入が生活費に消えてしまい、趣味に使えるお金がない」と感じている人が多いのかもしれません。
副業をすれば、手っ取り早く「自由に使えるお金」を増やせますね。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 自由に使えるお金を増やし、ほしいものを買いたかったから(20代 男性)
- 登山やランニングイベントに遠征する機会が多く、趣味に使うお金がほしかったから(30代 女性)
- 本業の稼ぎだけでは遊ぶためのお金が足りないので、すこしでも足しにするために副業をしています(40代 男性)
副業で得た収入をすべて自由に使いたいと考えている人は、副業を行なう際に「課税対象になるか」「確定申告が必要か」を確認しておきましょう。
なぜなら、副業の収入額によっては確定申告が必要になり、課税額が増えて自由に使えるお金が減ってしまう可能性もあり得るからですね。
ちなみに、副業で20万円以上の所得がある場合は確定申告をする必要があります。
確定申告が必要か、納税額がいくらぐらいになるか気になる人は「freeeの副業の税額診断」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
もし確定申告せずにそのままにした場合、重いペナルティに課されることもあります。
副業で得た収入にも税金がかかることを理解した上で取り組んでいきましょう。
2位 生活費を稼ぐため
2位は500人中136人が回答した「生活費を稼ぐため」でした。
もともと本業の収入が少なかったり、転職を機に収入が減ってしまったりして、生活費のために副業を始めたという人が多くいました。
「子どもの進学」「配偶者の退職・休職」など、家庭の状況が変わって生活費が増えたというケースもあるでしょう。
生活を維持するために副業をせざるえない状態になった人もいるとわかります。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 本職だけでは満足いく生活ができないため。生活のためにお金を増やしたいと考えたから(20代 男性)
- 子どもの学費を少しでも稼ぎたい(40代 女性)
- 本業の給与がかなり低くて、生活するのが苦しかったから(50代 女性)
本業が9時から18時で、帰宅後に家事などを済ませて隙間時間で副業をするとしても、稼働できる時間は限られています。
生活費を稼ぐ目的の人は、無理して働きすぎないように注意しましょう。
少しでも生活費を稼ぐためについつい夜遅くまで作業を続けてしまい、睡眠不足や眼精疲労で翌日がつらくなるケースなども考えられます。
本業に支障が出てしまっては本末転倒なので、無理して体調を崩さないよう、体調と時間管理に気を配りながら副業へ取り組んでいきましょう。
3位 隙間時間を活用したい
3位は500人中76人が回答した「隙間時間を活用したい」です。
「ボーッとしている時間が無駄だな」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
「電車に乗っている時間」「仕事の待ち時間」でお金やポイントを稼げたら嬉しいですよね。
スマホだけでできる副業も増え、副業による隙間時間の活用はより身近になっています。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- ダラダラしている時間がもったいないと思ったから(20代 女性)
- 電車移動が暇で、暇つぶしを探していたから(30代 男性)
- 何もしていない時間が嫌なので、時間を有効活用するため(40代 女性)
ちょっとした空き時間を活用したいという人には、スマホを使ってできる副業がおすすめです。
なぜなら、電車の移動中や仕事の休憩時間など、外出先でもスマホがあればできますし、自宅ならゴロゴロしながらでも作業ができてしまうからですね。
副業初心者や気軽に始めたい人には、スマホで簡単にできるポイ活やアンケート回答がおすすめ。
知識や経験がある人なら、株アプリを使って投資というのもアリではないでしょうか。
ただし、隙間時間だけのつもりが、夢中になってしまい、やるべきことがおろそかにならないよう注意してください。
4位 貯蓄に回したい
4位は500人中70人が回答した「貯蓄に回したい」です。
「本業の収入が生活費に消えてしまい、貯蓄に回すお金が十分にない」という人が多いのだと推測できます。
「子どもの教育費を貯めたい」「結婚式の資金」と答えた人もいましたが、とくに多かった理由は「老後のために貯金しておきたいから」でした。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 結婚式の費用を貯めたいので(20代 女性)
- 老後の資金が不安であり、2000万円貯めたいから(30代 男性)
- 勤務先の景気が悪かったので、「いざという時のために少しでも貯金をしておきたい」と思って副業を始めました(40代 男性)
副業とあわせて、節約にもチャレンジしてみるといいでしょう。
なぜなら、副業の収入を貯蓄にまわせるからと、ついつい財布の紐が緩んでしまう人もいるからですね。
また、貯金に回すつもりが、副業で収入を得た途端、欲しかったものを購入するのに充てたり散財してしまう人も。
アンケートの回答にもあったように、「子どもの教育費」「結婚式の費用」など、貯金の目的を明確にしておくと、副業も節約も頑張れるのではないでしょうか。
5位 スキルアップのため
5位は500人中21人が回答した「スキルアップのため」です。
副業によりスキルアップしたいと考えている人も多いことがわかります。
副業と本業が別ジャンルであれば、新しい仕事のスキルが身につきますね。
また副業と本業が同ジャンルであっても、「本業とは仕事の進め方が違う」「本業とは違うソフトを使う」など、新たな発見やノウハウの獲得があるでしょう。
副業で得たスキルを本業に活かせるケースもあるかもしれません。
「副業で経験を積み、独立したい」という人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 副業によって、さまざまなスキル・知識を学べるからです(20代 男性)
- ライティングのスキルを高めたいから(30代 女性)
- スキルや市場価値を高めたいから(40代 男性)
スキルアップのために副業をはじめる人は、得たスキルを活かすためにも今後のビジョンを具体的にイメージしておきましょう。
スキルを活かす目的に応じて、選ぶべき副業も変化してくるからです。
例えば、以下のようなカタチです。
- 本業に役立つスキルを伸ばしたいのか
- 異なる分野のスキルを得たいのか
- スキルアップ後に転職や独立を考えているのか
具体例をあげると、プロのライターになりたい方が、クラウドソーシングで得た仕事をこなす中で、多数の実績を積んでからフリーランスとして独立するケースは決して少なくありません。
身につけたいスキルにあわせた副業を探したい方は、様々な案件を取り扱っているクラウドソーシングがおすすめです。
クラウドソーシングを探す際は、「Biz Hitsオンラインアシスタント」コラム内の「クラウドソーシングおすすめ10選!各社の選び方や利用する際の注意点も解説」の記事が参考になるので、気になる方はチェックしてみてください。
6位 投資に回したい
6位は500人中18人が回答した「投資に回したい」でした。
「低金利で貯金していてもお金は増えないから、投資して効率的にお金を増やしたい」と考える人もいます。
しかし本業の収入を投資に回す余裕がない場合は、副業などで投資資金をつくる必要がありますね。
副業によって手に入れたお金であれば、投資に回す心理的なハードルも下がりそうです。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 投資に興味があるので、投資に使えるお金が欲しかった(20代 男性)
- 毎月の給与以外の収入から、つみたてNISAの原資を作りたいと思った(30代 男性)
- 投資資金を早く作りたかったから(50代 女性)
副業で得たお金であっても、投資に回す場合はあらかじめ勉強してからはじめるようにしましょう。
知識もなく「なんとなく投資」をしてしまうと、稼ぐどころか損をしかねません。
投資にはリスクがあることも理解し、友人や知人から誘われた投資話には安易にのらないよう注意しましょう。
7位 複数の収入源をもちたい
7位は500人中15人が回答した「複数の収入源をもちたい」です。
複数の収入源をもつと、リスク分散になります。
例えば「本業の会社員としての収入」「副業ライターとしての収入」「資産運用による収入」などですね。
不況で本業の収入が減った場合でも、副業をしていれば収入減による影響を緩和できます。
また体調面の問題などで「いつまで本業ができるかわからない」と考え、将来的に本業に置き換えられる副業を始めた人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 収入源を複数持ちたいから(20代 男性)
- 給料以外に稼ぐ術を持っておきたいから(30代 女性)
- 体力的に本業ができなくなったときに、本業に置き換えられる仕事が必要だと感じたからです(60代 男性)
複数の収入源をもちたい人は、本業とは違う業界や職種の副業をおすすめします。
本業の業界や職種が衰退してしまったり、加齢や病気などで働くことが難しくなった場合、副業の収入も絶たれてしまう可能性があるからですね。
たとえば、本業で現場仕事をしている人が、副業でも現場仕事をしていて体力の限界で働けなくなったとき、両方の収入源を失ってしまうことになりますよね。
そのようなリスクを回避するためにも、本業とは異なる内容の副業で収入源をいくつかキープしておくと、いざというときの備えにもなるでしょう。
隙間時間にできるおすすめの副業アンケート調査のまとめ
本業のスキマ時間に副業した経験がある500人にアンケートを実施したところ、副業を始めた理由は「お金」と答えた人が圧倒的に多くなりました。
「本業の収入だけでは生活が苦しい人」から「ちょっと贅沢したい人」まで事情はさまざまでしたが、いずれにしても本業の収入だけでは「やりたいことすべて」を叶えられないとわかります。
隙間時間におすすめの副業としては、パソコン・スマホだけで始められ、元手もほぼ不要な仕事が多くランクイン。
「手軽さ」「開始時のハードルの低さ」がポイントのようです。
なお今回のアンケートでは「自分から積極的に副業について情報収集した」という人が多く、副業ニーズの高まりが感じられました。
副業を見つける方法では、多くの人がネットを駆使して探していることがわかる結果に。
ただし、インターネット上には副業詐欺や、怪しい情報も溢れているので、副業を見つける際は十分に注意するようにしましょう。